友達のお姉さんが、受験する学校を制服で決めたらしいの。
友達のお姉さんが、受験で大変って聞いたの。いろいろ勉強の邪魔にならないように、気を遣ったりして大変そうだったわ。私が「受験する学校をどうやって決めるの?」って聞くと、「学校の先生と相談して決めるみたい、でもお姉ちゃんは先輩のアドバイスで”女の子の場合は制服も大事よ”って言われて制服で決めたみたい。」「毎日着る服だもんね、制服は重要よね。」「でも私立だから、制服も高くて大変みたいよ。」「ふーん、でもどんな服でも似合う子は、学校選びでも得よね。」「うん、そうよね、でも私、セーラー服以外の制服も着てみたいな。」「お姉さんの志望校はどんな制服なの?」
「ブレザーで、ちょっとお嬢様っぽい感じかな、でもかわいいし、うらやましいわ。」「じゃ、お姉さんがその学校に進学したら、こっそりお姉さんの制服を着させてもらったら?」って私は言ったの、するとその子は「そうね、そうしよう!」って、すっかりその気になってたわ。さらに「その制服が似合ってたら、私もその学校に進学しよう!」って言うの。「でも制服だけで進路を決めるのは、よくないと思うけど・・・。」「・・・。」だめだ、聞いてない。まだお姉さんがその学校に入学するとも決まっていないのに、その子はそこの学校の制服を着た自分を想像していたわ。
その時は”友達として余計なことを言ったかもしれない”と責任を感じたけど、その後その子は目標を持って進学したから安心したわ。
「受験校の選択基準」・・・セーラー服・制服の「思い出日記」